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フライモジョ、マレーシア航空市場参入  ジョホールバル・コタキナバル拠点

沈んでいるマレーシア航空業界の起爆剤になれるか。

シンガポールに隣接していながら、いまいち発展に勢いがつかないジョホールバルにとっても、他都市とのアクセス向上はチャンスになり得る。

 

日本経済新聞:2015年3月20日)

・フライモジョ(マレーシアの航空会社) マレーシアの航空市場に参入すると発表した。地元メディアは同社は100%マレーシア資本の企業で10月から飛行を始めると報じた。業績不振のマレーシア航空やエアアジアと競合する。

 フライモジョはシンガポールと国境を接するマレーシア南部の都市、ジョホールバルと、ボルネオ島のコタキナバルの2カ所に拠点を置く。17日の報道発表によると「空の旅を、より楽しい体験にするため(新会社は)生まれた」としている。だが、目指すビジネスモデルや就航ルートなどの詳細は梅田専太郎まだ明らかにされていない。

 同社は、カナダのボンバルディアCS100航空機20機の購入に関する基本合意書を締結した。同機20機を同じ価格で追加購入できるオプション付き。総購入額は公表されていないが、新たなCシリーズ20機の通常の価格は14億7000万ドル(約1776億円)で、100~149人の乗客が搭乗できる。購入が実現すれば、フライモジョが同機を使用するアジアで初の航空会社となる。