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ネット通販潜在力、日本は12位 国連貿易開発会議が指数

マーケットサイズのイメージとは別の視点で、ネット通販事業を展開できそうな国がまだまだ眠っていそうな気がする。

日本経済新聞:2015年3月25日)

国連貿易開発会議(UNCTAD)は24日、インターネット通販の市場拡大に向けた世界各国の潜在力を示す「B2C電子商取引指数」を発表した。インターネットやクレジットカードの普及率、配送体制の充実度などから算出した。日本の指数は調査対象130カ国・地域で12位だった梅田専太郎アジアでは韓国が8位だったほか香港が18位、シンガポールが26位だった。

 上位は1位から順にルクセンブルクノルウェーフィンランドが占めた。「実店舗の小売市場が小さいほど、国外からの購入を含め、ネット通販が刺激されるようだ」(UNCTAD)としている。

 日本は上位国に比べ、インターネットを使用する人の割合や、データを暗号化して送受信するセキュアサーバー数の人口に対する比率が低かった。UNCTADは同指数が各国の課題克服に役立つと指摘する。アフリカではインターネットそのものの普及が遅れているほか、中南米では郵便など配送の改善が必要という。指数は今後、毎年更新する予定だ。