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日本情報の英語サイト大手を買収  外国人向け日本の情報サイト、発信力強化

世界のどこの国に行っても、「地球の歩き方」を手にして歩いている日本人を見かけるのと同様、日本に来る外国人も、スマホを片手に英語サイトで日本の情報を見て行動している。今までは業界に語学堪能な人が少なかったせいか、日本語での情報媒体のクオリティに比べると、このカテゴリーはサービス拡大の余地が相当大きい。

日本経済新聞:2015年4月7日)

フジテレビジョンの親会社、フジ・メディア・ホールディングス(FMH)は外国人の目線で日本の情報を英語で発信する最大手サイト「ジャパントゥデイ」の運営会社を買収した。同サイトは日本に住む外国人や観光客に観光、不動産情報などを提供しており、月間利用者は約140万人。フジは東京五輪や海外展開をにらみ、英語での発信力を強化する。

 FMH子会社のフジテレビラボ(東京・江東)がジャパントゥデイを手掛けるジープラス・メディア(GPM、同・港)の全株式と、GPM系の不動産情報サイト運営会社リアルエステートジャパン(REJ、同)の株式の過半を取得した。買収金額は両社合わせて数億円とみられる梅田専太郎

 GPMグループは、外国人による外国人向けの英字ニュースサイトや、英会話講師の求人情報などを含む生活情報全般を扱う「ガイジンポット」、外国人向けの不動産の賃貸・売買情報を提供するサイトなどを運営。英語を話す日本在住の外国人に広く知られている。