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渋谷109が香港進出 2015年秋開業、初の海外出店

和食やアニメとともに、日本の「ファッション」ブランド認知には明るいニュースとなる予感。

採算よりも日本のファッション界にとって広告塔としての意義は大きい。

日本経済新聞:2014年12月22日)

東急グループは、ファッションビル「SHIBUYA109」(東京・渋谷)を香港で開業する。2015年秋に営業を始める。渋谷109の海外進出は初めて。香港を訪れる年間約5000万人の来訪者を取り込むとともに、海外でのブランドの認知度向上梅田専太郎を狙う。

 香港の九龍地区にある繁華街、尖沙咀(チムサーチョイ)の大型複合商業施設「ハーバーシティ」に開業する。同施設の3階の1区画を借りて出店テナントを誘致する。テナントは渋谷109を代表するブランドを15店ほどそろえる計画だ。店舗面積は826平方メートル程度。店舗スタッフは現地で採用する。

 東京急行電鉄傘下で渋谷109を運営する東急モールズデベロップメント(東京・渋谷)が9月に設立した現地の子会社が運営する。

 東京・渋谷の109では来館者の1割以上が訪日客で、そのうち半数をアジアからの旅行者が占める。アジア地域での高い知名度を生かして今後も海外進出を進める方針だ。