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日本の富裕層、5年で1.7倍に クレディ・スイス予想

一人ひとりの稼ぎが増えるというよりは、大相続時代により、相続で受け継いだ資産によってマス富裕層入りする人数が増えるというイメージか。

日本経済新聞:2014年11月11日)

スイスの金融大手、クレディ・スイスは100万米ドル(約1億1500万円)以上の純資産を持つ日本の富裕層が今後5年で1.7倍に増えるとの予想をまとめた。富裕層の数で米国に次ぐ世界2位の座を維持する。人口が減る日本で富裕層向けサービスは金融の数少ない成長分野。銀行や証券会社などの競争がますます激しくなりそうだ。

 家計の純資産は金融資産と不動産などの合計から負債を差し引く。100万ドル以上の富裕層は273万人だったが、19年には474万人に増える見通し。「日本は富裕層の予備軍が多く、経済成長に伴い富が増える」(クレディ・スイス証券の松本聡一郎氏)という。

 世界でみると、富裕層の数は1417万人いる米国が圧倒的な1位。日本、フランス、英国などが続く。中国は118万人で7位だが、今後5年で94%伸び、229万人になる。5000万ドル以上の純資産を持つ超富裕層は世界で約12万8千人おり、その半分が米国にいる。日本は2887人おり、世界7位という。